民間・公的を選ぶ時のポイント

介護施設には公的施設と民間施設がありますが、転職先を検討するときにはどちらが良いかで迷ってしまうことも珍しくありません。公的機関の方が安心して安定雇用を受けられるのではないかという考え方で公的施設を選ぶ人も多いでしょう。ただ、民間施設に着目するとバリエーションが豊かで、より魅力が大きい職場を見つけられる可能性があります。

公的施設と違って民間施設では厳しいルールに縛られず、あくまで介護保険制度などの基本的な法律のルールの下で自由な経営の仕方をしているからです。今まで介護職として働いてきて不満を抱えていた人は、視野を広げて民間の介護施設も見てみると納得して働ける職場を見つけられる可能性が高まります。

民間の介護施設が優れているのは働き方改革の推進の影響を受けて勤務時間の配慮をしたり、介護サービスへの要求の変化に応じて経営理念を柔軟に打ち立ててきたりしていることです。介護施設では入居者がいるときには24時間365日体制で運営しなければならず、介護職の人には夜勤や土日勤務、さらには年末年始なども働いてもらわなければならない場合があります。しかし、一般的に好まれない勤務時間帯には別に人材を雇用して働いてもらうという仕組みを整えていることがよくあります。

また、経営理念も現場に合わせて変更していく方針を立てている施設も増えてきました。そのため、ワークライフバランスもモチベーションも高められる施設を見つけやすいのがメリットです。